どちらにもそれぞれ良さがある。でも「どっちの方が好き?」はファンによって全然違う
電子制御ペンライトが普及した今だからこそ、改めて両者を正直に比較します
結論:どちらにも大切な「体験」がある。あなたはどっち派?
ここ数年でライブの景色が変わりましたよね。気づいたら隣の人のペンライトが勝手に色を変えて、「え、自分で操作してないの?」ってびっくりした経験、ありませんか。
電子制御ペンライト(制御ペンラ)の普及は本当に早くて、今や「制御ペンラがないと浮く」という会場もあるくらい。でも一方で「やっぱり手動でカチカチ操作したい」という声も根強く残っています。「主催側に制御されるよりも、自分たちの推しへの愛をペンライトで伝えたい」というファンの思いは、テクノロジーが進化しても消えるものじゃないんですよね。
この記事では、手動ペンライトと電子制御ペンライト、それぞれのよさと不満点を正直に比較します。どちらが「正解」ではなく、あなたはどっち派かを考えるきっかけにしてもらえれば。
まず「手動」と「電子制御」って何が違うの?
ざっくり言うとこういうことです。
| 手動ペンライト | 電子制御ペンライト(制御ペンラ) | |
| 色の変え方 | ボタンを自分で押して好きな色に変える | 運営が遠隔操作(赤外線・Bluetooth・音波など)で自動的に色を変える |
| 代表例 | キングブレード(キンブレ)・MIX PENLa・各アーティスト公式(手動タイプ) | 嵐・Hey! Say! JUMP・King & Prince・各社公式制御ペンラ |
| 価格帯 | 1,000〜4,000円程度 | 4,000〜8,000円程度(アプリ連携モデルが増加中) |
| 操作の主体 | 自分自身 | 運営・主催側 |
| 見た目の揃い方 | ファン各自の判断で色が決まる(ある意味カオス) | 会場全体が同じ色・同じタイミングで光る(美しく統一された景色) |
電子制御ペンライトのよさ──これは本当にすごい
正直、電子制御ペンライトが生み出す「会場一体の光の演出」は、手動では絶対に実現できないものです。テレビのライブ映像を見て「ペンライトが揃いすぎてて不思議」と思ったことがある人は多いと思いますが、あれが制御ペンラのなせる技です。
メリット①:会場全体がひとつの「演出」になる
制御ペンラの最大の魅力はここです。5万人のペンライトが曲のサビに合わせて一斉に赤から青に変わる、メンバーのソロ曲で会場がその人のイメージカラーに染まる──この景色は制御がないと絶対に実現しません。「嵐のコンサートで、会場全体がひとつの生き物みたいに光った。あれを見た瞬間に泣いた」というファンの声が示すように、制御ペンラが作る一体感は体験した人にしか分からない感動があります。嵐はかなり早くから(2014年頃から)この技術を導入していて、会場を文字で彩る演出も実現しています。
メリット②:ファンが操作に集中しなくていい
手動ペンライトの場合、曲中に「あっここで色変えなきゃ!」ってなることありますよね。ステージを見ながらボタンをカチカチする作業が意外と忙しい。その点、制御ペンラはお任せで自動的に変わるので、ファンはステージだけに集中できます。「カチカチしなくて良いの、ラクだな」という参戦者の声はそのままで、手が自由になるぶんペンライトをしっかり振れるというメリットもあります。
メリット③:演出との完全同期ができる
制御ペンラは楽曲の音・映像・照明と完全に同期させることができます。「曲のサビで一斉に点滅」「推しのパートで客席がその人のカラーに変わる」という演出は、人力では絶対に不可能な精度です。アーティスト側がライブ全体を「光の演出も含めた作品」として設計できるようになったのは、制御ペンラの登場によるものです。
電子制御ペンラが向いている場面
大人数(1万人以上)の大会場・ドームツアー・ライブ映像を映像作品として残したい公演・アーティストが視覚的な演出にこだわりがある公演。「一体感の景色をテレビやBlu-rayで残したい」という方向性のライブには最高のツールです。
でも制御ペンラには「ここが嫌だ」という声もある
電子制御ペンラの普及と同時に、ファンからの不満の声も出てきています。これも正直に書きます。
デメリット①:「自分の推しへの気持ち」を表現できない
手動ペンライトの文化では「推しのイメージカラーに自分で設定する」「この曲はこの色で応援する」という、ファン自身の意思表示がありました。それが制御ペンラになると、運営の指示でどの色にするかが決まります。「主催側に制御されるよりも、自分たちの推しへの愛をペンライトで伝えたい」というファンの思いは根強く、「推しカラーで応援したかったのに勝手に変えられた」という声が出てくるのはある意味自然なことです。
デメリット②:価格が高い(そして必須になってしまう)
手動ペンライトが1,000〜3,500円程度なのに対して、制御ペンラは4,000〜8,000円程度と高額です。しかも「制御ペンラがないと会場全体の演出に参加できない」という状況になりつつあるため、「実質必須なのに高すぎる」「今回しか行かないのに8,000円も出したくない」という声が出てきます。「Hey! Say! JUMPのドームツアーでの制御ペンラ、今回しか行かないのに8,000円も出したくない」という参戦者の悩みは多くの人が共感するはずです。
デメリット③:「ペンラ警察」という文化が生まれてしまった
制御ペンライトが普及したことによる負の側面として「ペンラ警察」という存在が生まれてしまいました。Snow Manのツアーでも話題になりましたが、制御ペンラでないペンライトを持ってきた人に対して周囲のファンが注意・批判する行動が問題化しています。「制御ペンラを持っていない人が浮く」「周りから白い目で見られる」という雰囲気は、ライブを楽しみたいだけの人にとっては辛い話です。ペンライトの種類でファン同士が分断されてしまうのは、誰にとっても本意ではないはず。
「ペンラハラスメント」は起きてほしくない
「ペンライトの種類で他のファンを批判・注意する行為」いわゆるペンラハラスメントはライブの楽しさを壊します。制御ペンラを持っていない人・持てない人にも事情はあります。お互いを尊重する空気こそがライブを最高にしてくれると思います。
デメリット④:機械的なトラブルが起きることがある
電子制御なので、当然ながら機械的なトラブルが起きることもあります。「制御されなかった」「色が正しく変わらなかった」「ペアリングがうまくいかなかった」というトラブルは手動ペンライトでは起きません。ライブ当日にペアリング設定が必要なモデルもあり、「今月ライブに参戦するのですが、ペンライトをペアリングしてライブモードにして使用する場合、どのくらい前からペアリングして待機すればいいんですか」という初参戦者の質問が絶えないのも現実です。
手動ペンライトのよさ──これはこれで大切な体験
電子制御が普及した今だからこそ、手動ペンライトの価値を改めて見直してみると、「これだよな」と思うものがたくさんあります。
メリット①:推しへの気持ちを自分の手で表現できる
手動ペンライトで自分のイメージカラーに設定して、推しのソロ曲で全力で振る──この「自分の意思で応援している」感覚は、制御ペンラには代替できない体験です。「自分がこの色でこの推しを応援している」というアクティブな参加感は、ライブを「見る体験」から「参加する体験」に変えてくれます。
メリット②:安い・壊れにくい・買い替えがいらない
キングブレードのような汎用手動ペンライトは一度買えば何年も使えます。1,000〜4,000円程度で購入でき、どのアーティストのライブでも使えます。「このアーティストのライブは一回だけ参加する」という場合でも、気軽に持っていける。制御ペンラのように「今回のツアー専用で8,000円」という投資が不要なのは大きなメリットです。
メリット③:どのライブにも持っていける汎用性
汎用手動ペンライト(キンブレなど)は基本的にどのアーティストのライブにも持っていけます。友人に誘われて初めて参戦するアーティストのライブ、年に一度しか行かないアーティスト──そういった場面で制御ペンラを毎回購入するのは現実的じゃないですよね。汎用手動ペンライトを1本持っておけばどこでも使えるという安心感は、ライブ遠征をたくさんこなすファンにとっては大きな価値があります。
手動ペンライトが向いている場面
複数アーティストのライブに行く人・初めてのアーティストで一度だけ参戦する人・「推しカラーで自分の応援を表現したい」人・制御ペンラが導入されていないライブ(バンド系・ホールツアーなど)。手動ペンライトの文化が今も大切にされている現場はたくさんあります。
メリット④:みんなでライブを作るというエモさ
私が手動ペンライトの一番の良さはこれだと思っています。指定の曲でみんなで赤色に変える。メンバーの指示で色を変える。色を使い分けて雰囲気を作り上げる。これをファンが自主的に行うことで会場のみんなでライブを作り上げるという行為が、見た目以上に綺麗に見えます。
実際のペンライト演出を見てみよう
YouTubeの公式に上がっている動画で見てみようと思います。ペンライトの演出部分からに設定していますので、再生ボタンを押すとすぐに見れます。
嵐
電子制御ペンライト考案したと言われる嵐の松潤。その嵐のライブで見てみましょう。
これは絶対に手動では無理ですね。さすが嵐です。
日向坂46
ペンライト演出で有名なのが日向坂46のこの演出です。
この虹色の演出驚きなのが手動というところです。ファンの人が「JOYFUL LOVE」という曲の時、こうしようとSNSで広めて実現しているのです。ファンの人の力でこれを表現しているのはメンバーは嬉しいでしょうね。
乃木坂46
動画がなかったのでXからの画像になります。
乃木坂46ってすげぇ、、と思った瞬間選手権
— 坊主 (@bozu_108) August 6, 2025
金賞
ペンライト人文字 pic.twitter.com/ti3LC9KLLZ
これもまた椅子に貼られたシールを元に手動で行なっています。大規模会場ならではの演出ですね。

結局どっちがいいの?
やはりデビュー年数が若いアーティストは電子制御ペンライトを使いがちです。KPOPや海外アーティストは電子制御ペンライトが目立ちます。手動型ペンライトは日本の良き文化とも思います。
簡単にまとめると
- 電子制御ペンライト:綺麗な演出とラクさ
- 手動ペンライト:一体感と思いを伝えるアイテム
筆者はどちらのタイプのライブも行ったことがあります。筆者は、乃木坂ファンもあって手動型ペンライトが好きです。卒業ライブの時なんかはみんなでメンバーカラーに揃えるたりするときは涙が出ます。
手動型ペンライトで、曲間に色を変えていたのですが、下向いてもたついていると、特効がドーンとなり、本当にビックリしましたし、いいところを見逃してしまいました。
「制御ペンラ+手動ペンライトの併用」もアリ
実際には「制御ペンラを持ちつつ、手動ペンライトも持っていく」という人も多くいます。制御ペンラがメイン演出に使われている間は制御ペンラを振り、演出が切れた間や自由時間に手動ペンライトで好きな色を楽しむ──という使い方です。ただし、公演によっては「制御ペンラ以外の発光物は使用禁止」というルールを設けているケースもあるので、公式のルールを事前に確認してください。
まとめ:ペンライトはどちらも「推し活の文化」
電子制御ペンライトが作る「会場一体の光の演出」は本当に感動的で、テクノロジーが進化した今だからこそ体験できる特別な景色です。一方で、手動でカチカチしながら「推しのイメージカラーで応援する」という行為に込められた気持ちは、制御ペンラには代替できないものがあります。どちらが「正しい応援スタイル」なんてことはないし、「テクノロジーで進化した方が絶対いい」というわけでもない。
大事なのは、ライブをどう楽しむかはそれぞれのファンが決めることだということ。そしてどちらのスタイルを選んでいる隣の人も、同じ推しを愛して同じ場所に集まってきた仲間です。ペンライトの種類でファン同士が分断されることのないように、お互いの楽しみ方を尊重する空気がライブをもっと最高にしてくれると思います。
「主催側に制御されるよりも、自分たちの推しへの愛をペンライトで伝えたい。テクノロジーの進化も楽しいですが、アナログで行う愛情表現もまだまだ続いていきそうです」──これがファン文化の豊かさだと思います。
- 電子制御ペンライトは「会場全体の演出」「一体感」「アーティストとの同期」が圧倒的に優れている
- 手動ペンライトは「推しへの気持ちを自分で表現」「汎用性」「コスト」の面で強みがある
- どちらが正解ではない。アーティスト・会場・参戦スタイルによって使い分けるのが現実的
- ペンライトの種類でファン同士が批判し合う「ペンラハラスメント」は絶対に起こしたくない
- 公演によっては「制御ペンラ以外禁止」ルールがある場合も。公式情報を事前確認すること
※本記事の情報は2026年5月時点のものです。各アーティストのペンライトルールは公演ごとに異なります。公式サイトで必ず確認してください。



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